レポート
2019年11月10日から16日までドイツ・ハノーバー市で行われた世界最大の農業機械展「AGRITECHNICA 2019」。2年に一度開催されるこのビッグイベントを日本ニューホランド社員が撮影した写真から会場の様子をレポートいたします!
23ある展示ホールの総面積は394,000㎡(東京ドーム約8.5個分)、世界50カ国から2,900もの出展があるアグリテクニカの今回のテーマは「GLOBAL FARMING – LOCAL RESPONSIBILITY ~イノベーティブ、スマート、そして世界各国の農業の特色に対応」。
ここから会場に入っていきます!
会場の案内図。ニューホランドブースがNo.23なのかと思いきや、ホールそのものの番号が23です。本当に会場が広いことがわかりますね…!会場内の移動にシャトルバスが出ているほどなんです。
ニューホランドのロゴをかたどった大きなオブジェが目を引きます。イエローが鮮やか。
現在販売中の排ガスエンジンSTAGE4対応の次段階であるSTAGE5対応のトラクターやメタントラクター、CXコンバインや自走式フォレージハーベスター、ロールベーラーなど数々の作業機、さらに進化しているPLM(Precision land Management-精密農業-)製品の展示など見所がたくさんありました。
網のようなステッカーの貼られたこちらのT7トラクターは、今回のテーマの「GLOBAL FARMING」を表したデータコネクトを模しているそう。データコネクトとは事務所にいながらネットにつながったトラクターの作業状況を確認・管理できるもののこと。未来のトラクターがどんどんと現実に近づいてきているのが実感させられます。
こちらのタイヤ。一見、普通のタイヤのよう見えますが……?サイド部分が凹んでいる特殊な構造で、衝撃を吸収するつくりになっているトレルボルグ社との協力で生まれた新しいタイヤなんです。
地元ドイツの企業であるグリメ社。広いグリメ社の展示スペースの中でもひときわ大きく目を引いたのが、自走式4畦ポテトハーベスター・VENTORの展示。その大きさに圧倒されます。このほかにもASA-LIFTブランドのサツマイモハーベスターをはじめ、多数の機械が展示してありました。
グリメブースで振舞われたじゃがいも。上にトッピングされているのは何でしょう…?(サーモンだそうです!おいしそう)
スマートプラウVARI-MASTER Lの展示。GPSと連動し、より精密に効率の良い作業が行えるようになるそうです。
2019年8月にデンマークでGA15131レーキが8時間で188.9haの集草をするワールドレコードを出したというパネルの展示もありました。東京ドーム40.4個分の広さ…と例えてみましたが、数字が大きすぎてとても広大だということしかわかりませんでした。すごい。
今回のアグリテクニカから、社名・ロゴ・カラーが変更になったそうです。より鮮やかなブルーが目を引きます。限定カラーのMINIMAXブラックエディションも展示されていました。
ダルボ社が市場で販売している商品の中で最も大きいという耕起作業機、ROLL MAXIMUM930。どれだけの大きさの圃場に使われているのでしょうか…!
ブドウや果樹園用の草刈作業機が新商品として登場しました。丸い部分にセンサーが取り付けられていて、障害物を認識すると自動で作業幅を変更し問題なく作業が出来るそうです。
最新の機械から、これからの未来に登場するであろうコンセプトトラクター、日本では見かけないダイナミックな展示など各メーカーの力が入っているのがわかります。
実際に社員が視察し撮影してきた一部をご紹介させていただきました!広大な会場のほんの少し、雰囲気を味わっていただけたでしょうか?
今後もWeb Farmingでは日本ニューホランドの情報を随時発信していきます♪次回の更新をお楽しみに!