小型モニターとL1GNSSレシーバー ガイダンスシステムのエントリーモデル

小型軽量　だけどPrecision IQ搭載

XCN-750は7インチディスプレイで、重量はわずか1kgと小型軽量です。その分性能が劣るということもなく、上位機種XCN-1050と同じCPUとRAMを搭載しており、ハードウェア性能の違いは画面サイズだけです。XCN-1050と同様にPrecision IQアプリが搭載されていますので、自動操舵を使用しない簡易的な色塗り作業から、EZ-PilotやEZ-Pilot Proを使用した自動操舵まで、多くの方にお使いいただけるガイダンスシステムのエントリーモデルです。

ガイダンスシステムをもっと手軽に

NAV-500レシーバーは、衛星の受信周波数をL1に限定し、RTKのアンロック機能を省略することで低価格を実現しました。そのためRTKの2.5cmの精度を利用することはできませんが、SBAS,SBAS+の補正信号が利用可能でで、20～30cmの精度で作業がおこなえるので、ファテライザースプレッダーやスラリーなどの肥料散布、耕起作業などで自動操舵をお使いいただけます。
又、自動操舵までは必要がないけれど、重複作業や作業忘れの防止のために、作業済みのエリアをモニター上に表示させたい、などの用途にもぴったりです。初期投資を低く抑えられますので、メインのトラクターとは別に、作業が限定的な2台目、3台目のトラクターへ取り付けるお求めやすいガイダンスシステムとしてもご利用いただけます。

対応する自動操舵システム

EZ steer , EZ pilot ,EZ pilot pro の自動操舵システムに対応しています。これらの製品はエントリークラスの自動操舵製品ですが、RTKを使用しない場合には、自動操舵システムの性能差はそれほど大きく影響しませんので、ご利用シーンにマッチすれば、低価格でコストパフォーマンスの高い自動操舵システム一式を導入いただけます。 （EZ pilot proをご利用いただくには、別途IMD-900の取付けが必要になります。 ）

内に秘めた拡張性

ISOBUS UT (ユニバーサルターミナル), ISOBUS TC (タスクコントロール) , VRA (可変施肥) , TUVR , Field IQ の各種アンロックに対応しており、最新の作業機制御をご利用いただけます。ISOBUSのタスクコントロールは最大2チャンネル、セクションコントロールは最大24セクション利用可能です。 ファテライザースプレッダーなどでは、上位機種のISOBUS対応モデルはコントローラーが付属してない事も多く、上位機種の方が価格が安い逆転現象が起こりえます。
施肥機の購入の際に、現在は本格的な自動操舵システムでは運用していないが、将来的には本格的な自動操舵とISOBUSの作業機制御を検討している場合には、コントローラーの付属していない上位機種の施肥機を選択して、作業機のコントローラーは低価格なXCN-750ディスプレイのISOBUS UTをアンロックすることで、コントローラー代わりにご利用いただく事も可能です。 施肥機の導入コストは同等でも、将来的に本格的な自動操舵システムを導入したくなった時に、ISOBUSに対応した施肥機のメリットを最大限活用することができますし、RTKが必要ない場合には、もちろんXCN-750で直接ISOBUSの作業機制御機能をご利用いただけます。