牧草作業機
ビッグベーラーの最重要部とも言えるピックアップ。 最高の収穫性能を誇る新設計の“マキシスイープ”ピックアップは、トップアシステフィードロールと共に、作物をスムーズにチャンバー内へ送り込みます。
ピックアップ上部のローラーウィンドガードが絶えず回転し、作物を滑らかかつ均一に送り込みます。 | 定評のあるクロップカッターシステムのW型ローターパターンによって作物を均一に細断します。 |
高密度で高品質なベールを作るならばビッグベーラーが最適です。 クラス最高のプレ圧縮チャンバーで事前に圧縮された作物は、均一な塊となってベールチャンバー内に供給されます。 ヘビーデューティープランジャーは毎分48回のスピードで作物を圧縮し、完璧に四角いベールを高速で作り出します。
完璧に四角いベールを作る為に、必要な密度に達するまでプレ圧縮チャンバーで圧縮してから、ベールチャンバーへ作物を供給します。 | 強化ギヤボックスによりプランジャースピードが14%上がり、毎分48回の高速ストロークで作物を圧縮します。 |
ニューホランド社が開発したダブルノッターシステムは、常に市場トップの技術となっており、より低い巻き付け力で、より高密度のベール作りを保障します。確実な結束を実現するために、3つのファンによって高圧縮エアがノッター内に噴射され、ノッター内を常にクリーンに保ちます。
2つのトワインフィードポジションによって、完成したベールの最後の結束と同時に、次のベールの最初の結束を行います。これによりトワインに不要な負担がかからず、確実に結束します。 | ノッター周辺の空気の流れを分析し、ゴミの蓄積しやすい特定のエリアに対して高圧縮エアを吹き付けてノッターをきれいにし、結束ミスを防ぎます。 |
インテリビューⅣモニターによって、ベールサイズの調整や、全ての重要な操作は指先1つで“直感的”に行えます。 またカメラでの後方状況も一つのモニターで確認できます。
ロールベーラーによる収穫作業では、トワイン/ネットの巻き付けの間、トラクターは停止していなくてはなりません。 その時間1個あたりおおよそ20~30秒。 1時間に40個15~20分の時間がいわばロスタイムとなっています。
しかしながら、ビッグベーラーはノンストップでの収穫作業が可能です。 圃場条件が良ければ大幅な収穫作業の効率アップが見込めます。
圃場から梱包したベールを運び出す際に、4tトラックでの輸送を想定し、荷台の大きさが巾21㎝×長さ640㎝とすると、ロールベールでは6~8個しか運べません。スクエアベールでは重量にもよりますが、3段積みにすると最大で24個(ロールベール18個分)運べます。 輸送する回数が大幅に削減できるので、輸送時間の短縮、燃料代の節約が見込めます。
■参考サイズ
ロールベールサイズ:径150㎝×巾120㎝
ビッグベールサイズ:巾80㎝×高さ90㎝×長さ200㎝
トラックの荷台高さ:108㎝
道交法高さ制限3.8m以下
ロールベールの場合、丸い形状からどうしても貯蔵スペースにロスが発生します。 しかしスクエアベールではロスが発生しないので、限られたスペースを有効に活用する事が可能です。
■例:奥行き10m×幅30m×高さ4mの倉庫で貯蔵した場合
・ロールベールの場合
直径150㎝×巾120㎝のロールベールを立て向きに置いていくと、左右に20個、前後に6個で平面上に120個置けます。 これを3段積み(高さ3.6m)にすると合計360個のベールを貯蔵できます。 牧草の容積にするとおよそ770㎥です。
・スクエアベールの場合
巾80㎝×高さ90㎝×長さ200㎝のスクェアベールでは、左右に37個、前後に5個で平面上に185個置けます。 これを4段積み(高さ3.6m)にすると740個のベールを貯蔵できます。 牧草の容積にするとおおよそ1070㎥です。
※ロールベールの場合に比べて、実際に牧草が占める容積は40%向上!
商品名 | ビッグベーラー890 | ビッグベーラー1290 | |
型 式 | BB890 | BB1290 | |
タイプ | クロップカッター | クロップカッター | |
機体サイズ | 全 長(シュート 閉じ時) (㎜) | 7,533 | 7,533 |
全 幅 (㎜) | 2,562 | 2,946 | |
全 高 (㎜) | 3,223 | 3,223 | |
PTO所要馬力 (㎾/㏋) | 95 / 130 | 110 / 150 | |
ベールサイズ | 幅 (㎜) | 800 | 1,200 |
高さ (㎜) | 900 | 900 | |
長さ 最小 / 最大 (㎜) | 1,000 / 2,600 | 1,000 / 2,600 |